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鹿児島県

ながしまおんせん・ながしまおんせんせんたーつばきのゆ

長島温泉・長島温泉センター椿の湯

高台から眺める雄大なパノラマ景色と露天風呂
鹿児島県の北東部、阿久根市から橋を渡っていくと長島という大きな島に向かうことができます。もうこの先はフェリーを使えば対岸の牛深まで行くことができ、鹿児島の端っこということになります。そんな長島の蔵之元港にも近い国道389号線沿いにある「長島温泉センター椿の湯」に行ってきました。ここは目の前に道の駅「長島 ポテトハウス望陽」があるので、観光ついでに立ち寄るにもとても便利なところにあります。道の駅とは国道を挟んで対岸の高台にあります。坂道を登ると温泉センターが見えてきますが、その目の前には白い龍の像が立っていて、温かく出迎えてくれていました。温泉センターは午後からの営業ということで、営業開始に合わせて行ってみました。温泉センターの目の前にはとても広い駐車場がありますが、日曜日だというのに誰もいません。もしや臨時休業か廃業してしまっているのかと心配になりましたが、しっかりと営業していました。館内に入ると下足箱があり、奥へ進むと受付、そしてその先に浴場がありました。けっこう大きな施設ですが、やたらと閑散としていて、ちょっと寂しさを感じます。脱衣場は棚にカゴ、そしてコインロッカーも少しですがありました。やはりゆったりとしていますが、他に客がいません。浴場に入るとこちらも広く、まずは洗い場があり、そしてサウナ、水風呂、主浴槽、電気風呂、マッサージ浴がありました。設備はけっこう揃っていて機能的な雰囲気です。まずは体を流しますが、洗い場にはボディソープなどの石鹸類は用意されていません。持ち込むか受付で販売しているものを購入して利用するシステムです。そして湯舟に向かいますが、けっこう大きな湯舟でゆったりとしています。湯は少しぬるめに感じましたが、けっこうしっとりとするものの、軽くツルリと滑らかな感触もあります。湯口からはチョロチョロと湯が注がれ、不純物を取り除くためかネットが被せてありました。特にネットにはゴミのようなものは溜まっていません。チョロチョロと流れる湯を舐めてみると、ごくごく微妙に塩味を感じます。それなりに塩分が含まれた湯のようです。なるほど、湯舟に浸かっているとそんなに熱くはないものの、けっこうしっかりと温まる気がしたのはこの塩分のせいなのかもしれません。隣には水風呂がありましたが、冷たすぎずに入りやすい温度でした。体をいったん冷まして再度湯舟に浸かってじっくりと楽しみました。それから外には露天風呂もあるようです。出てみるとそこには少し小さな岩風呂がありました。そしてまた、正面には海が広がり、なかなかの景色が広がっています。道の駅よりも高台にあるので、目の前は視界が開けていて本当に開放的な景色です。湯舟に浸かってしまうと、景色は見えなくなってしまいますが、このロケーションはなかなかのものでとても気に入りました。露天風呂も内湯と同じように少しぬるめの湯でしたが、炎天下だってこともあり、太陽が眩しくてとても暑いです。ただ、5月初旬の爽やかな時期ではあったので風がとても爽やかで気持ちがよかったです。湯舟に浸かったり立ち上がって景色を眺めたりと、本当にのんびりと過ごすことができました。それにしても客はかなり少な目です。後から数人が入ってきましたが、かなり穴場なのではないでしょうか。季節や時間帯によっても変化はあるのでしょうが、観光ついでに立ち寄っても十分に楽しめる、穴場の温泉だと思いました。
掲載: 2023/09/01
Data
  1. 所在地:鹿児島県出水郡長島町指江
  2. 源泉名:長島2号
  3. 入浴 :2023年5月
  4. 泉質 :ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性、中性、高温泉)
  5. 泉温 :源泉42.5度
  6. PH :7.4
  7. ラドン含有量:1.3Bq/kg(0.3×10-10Ci/kg)
  8. 電気伝導率:0.467S/m
  9. 密度 :1.001
  10. 蒸発残留物:2.339g/kg
  11. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  12. 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
  13. 露天風呂:あり
  14. 開放度:☆☆☆☆
  15. 清潔度:☆☆☆
  16. 気軽度:☆☆☆☆☆
  17. 穴場度:☆☆☆
  18. 景色 :☆☆☆☆☆
  19. 総合評価:☆☆☆