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屈斜路湖の怪物

29 Jun. 2019
天気 曇りまれに小雨
気分・体調 秘境って感じ
所在地 北海道斜里郡清里町神威
移動距離 94km
行動範囲地図 行程表
  • 静まり返ったオンネトー

    静まり返ったオンネトー

    おはよーさん。2日目の朝を迎えたぞ。本日まず最初に訪れたのはオンネトー湖。阿寒湖の少し南にある神秘的な雰囲気の湖。早朝にも関わらず、次から次へと観光客がやってきて、写真を撮ったりしているぞ。確かにこの静けさ、そしてエメラルドグリーンの湖。神秘的な雰囲気がいいね。

  • いざハイキング

    いざハイキング

    そして続いて湖の南にある「オンネトー湯の滝」を目指す。駐車場からはなだらかな山道を歩いていくとのこと。ワイルドなところなので、鈴を鳴らしながら歩いていく。1.4キロほどあるのでのんびりと歩こう。時間にして20分くらいかな。道は整備されているのでとても歩きやすい。それにしても清々しいね。

  • 小さい滝の集合体

    小さい滝の集合体

    いよいよ滝に辿り着いた。落差は20メートルほど。斜面をゆるやかに流れ、枝分かれと交差を繰り返しながら落ちる様はなかなかの迫力だ。湯の滝というけど、かなりぬるい。あたたかいという程度。滝の上の池は進入禁止なので、下からしか眺められないのは残念。

  • 天然のマンガン鉱

    天然のマンガン鉱

    ちなみにこの黒いのはマンガンだそうな。かなり蓄積されているけど、なんと微生物によって今まさに生成中とのこと。生成中のマンガン鉱物を観察できるのは世界的にもかなり珍しいとのこと。天然記念物に指定されていて、その保護が課題になっているとか。

  • 倒木注意

    倒木注意

    滝の帰り道。周囲の森を眺めながら帰っていると、けっこう目に付くのが倒木。それも根元からめくれるようにして倒れている。よく見ると根が浅い。また、その下は溶岩石のようだ。根が浅くしか張れないので倒れてしまうのだろうね。それがまたすごく神秘的な雰囲気を出していたぞ。もののけ姫の世界のようだ。

  • 秘湯の宿

    秘湯の宿

    朝の散策が済んだところで次に向かったのはオンネトー湖の北側にある野中温泉。秘湯ムードたっぷりの宿だ。日帰り入浴も受け付けているようで、さっそくお邪魔してみることにした。わりと大きな宿のようで、受付をすると長〜い廊下を歩いて浴場に行く。ずいぶんと先だなぁ。

  • 白濁した綺麗な湯

    白濁した綺麗な湯

    突き当たりの浴場はとにかく風情たっぷり。白濁した硫化水素臭プンプンの温泉で、まさしく湯治場にでも来ているかのような雰囲気。洗い場が無いところをみると石鹸類は使えないのかな。露天風呂もワイルドな雰囲気。ただお湯が溜まりきってなかったので露天は半身浴にした。

  • 素朴な銭湯?

    素朴な銭湯?

    続いて向かったのは弟子屈町にある亀の湯という銭湯。こちらは温泉銭湯だ。街外れにポツンとあるすごく素朴な銭湯。3階建ての建物の1階が浴場で、男、女とそれぞれ書かれた扉を入ると番台があるぞ。入るときに番台に人がいなかったので、先客に倣って料金を置いて利用することにした。

  • これぞローカル銭湯

    これぞローカル銭湯

    浴室もすごくシンプル。すごく小ぢんまりとした内湯で、湯舟もひとつだけ。しかもけっこう熱い。先客も「熱いよ」と教えてくれた。でも、すっきりとした熱さで気持ちがいい。やや深めの湯舟ってところもいいね。すごい汗だくになりなかせら温泉を楽しんだぞ。

  • 美味しい水

    美味しい水

    すごく汗だくになったところで道の駅にやってきた。ここは道の駅摩周温泉。今日は曇りで肌寒いので、風呂上りには風がとても気持ちいい。道の駅にはギャラリーや土産物屋、軽食コーナーなどがあった。そして裏に水が流れているところがあるんだけど、これが飲泉可能とのこと。飲んでみると美味しいぞ。

  • 普通に美味しい

    普通に美味しい

    道の駅で何か食べようと軽食コーナーに行くと「エゾシカバーガー」というのがあった。さっそく食べてみると、うむむ、美味い。本当に鹿肉?ってくらい臭みもなく普通に美味しい。もっと硬い肉だったり臭かったりするのかと思ってたけど、普通にハンバーグだ。微妙に臭みがあるようなないような。そんな感じ。

  • 足湯は人気がない?

    足湯は人気がない?

    この道の駅には入浴施設はないものの、足湯施設がある。道の駅は混雑しているのに何故か足湯には人が少ない。そんなわけでさっそく入ってみた。こちらは無色透明のしっとりとした湯。ちょっと熱めだけど、下流はぬるめ。外は肌寒いけど足先だけでも温かいと全身が温かくなるね。

  • 寂れた共同湯

    寂れた共同湯

    次に向かったのは屈斜路湖。その湖畔にあるコタン温泉の共同浴場にやってきた。ここは無料の露天風呂があることで有名。以前にも来たことがある。そのすぐ近くに古びた共同浴場があるのよね。すごく味のある外観に惹かれさっそく入湯。

  • ちょっと熱い

    ちょっと熱い

    意外と小ぢんまりとした浴場。そこそこゆったりしているけど、素朴な内湯のみ。ちょっと熱めの湯が掛け流されている。しかもやたらと油臭い。湯はすっごくしっとりとした浴感で、この油臭と重なってとてもいい感じ。熱いのですぐに汗だく。やっぱり露天風呂に入りたくなるなぁ。

  • 開放的な野天風呂

    開放的な野天風呂

    そんなわけで我慢しきれなくなり、早々に共同浴場を切り上げてすぐ目の前にある露天風呂にやってきた。ちょうど先客が上がったところで、貸切状態。この時季あまり利用者はいないのかな。ここに来るのは何年振りだろ。ずいぶんと前になるけど、そのときとまったく変わっていないのが凄い。いや開放的だなぁ。

  • 屈斜路湖畔に湧く温泉

    屈斜路湖畔に湧く温泉

    すっかり気分もよくなったところで、少し北上して同じ屈斜路湖畔にある砂湯にやってきた。ここは湖岸から温泉が湧きだすところ。湖岸の砂浜を掘ればすぐに即席足湯のできあがり。ほんのちょっと掘るだけですぐ温泉が湧き出てくる。しかも相当熱いのも出てくるので火傷に注意だ。

  • 自分だけの足湯完成

    自分だけの足湯完成

    一見すると何でもない湖畔なんだけど、湖岸の砂をちょこっと掘るとすぐに熱い湯が湧いてくる。熱すぎるときは湖の水を入れればちょうどいい。うまく調整するようにして自分だけの足湯をつくっちゃう。神秘的な湖を眺めながらのんびり自作の足湯でほっこり。うーん、最高。

  • 無邪気な男子高校生

    無邪気な男子高校生

    湖岸の景色に更けながら足湯をしていると、急に賑やかになってきた。大型バスで4〜5台くらい?で修学旅行らしき男子高校生が集団でやってきた。しかもみんな制服と革靴で。ダァーッとやってきてがむしゃらに掘って大はしゃぎ。でもみんな賢そうな奴ばかりなので、おそらくレベルの高い進学校だな。

  • くっしー登場

    くっしー登場

    急に賑やかになって、ひとしきり遊んだあとにサッといなくなってしまった。後はまたひっそりと静かな湖畔になった。静かな湖畔を眺めながら足湯をしていると、とても神秘的な気分になってきた。屈斜路湖の怪物、クッシーでも出てくるかな。

  • ザンギ黒酢あんかけ定食

    ザンギ黒酢あんかけ定食

    夕暮れになったのでそろそろディナータイム。清里町にある道の駅「パパスランドさっつる」にやってきた。レストランで注文したのは「ザンギ黒酢あんかけ定食」。大きなザンギも美味いけど、このあんかけが変わった味。まるで納豆のような甘さというか風味がある。これがすごく癖になりそうな味。うめぇ

  • そだねー

    そだねー

    ちなみに道の駅の入口では彼女らが出迎えてくれている。おおぉーっ、なんか急にテンションがあがる。そだねー。真ん中に顔出し穴があって、選手の一員になった気分になれるのかな。ところでこのパネル、真ん中仮想選手は誰を切り取ったの?

  • 本日最後の温泉

    本日最後の温泉

    夕飯も終えたところで本日最後の入浴タイム。なんとこの道の駅には温泉施設もあるのよね。浴場は銭湯料金なのにシャンプーなども完備。めちゃくちゃコスパ高い。熱い湯とぬるい湯とあるのもいいし、露天風呂もある。そんなわけで最後も温泉で締めくくって、本日もさようなら。また明日。