温泉パラダイス -湯けむり紀行-

高松の散歩道

26 Nov. 2022

天気	晴れ
気分・体調	すごく暖かくて気持ちいい
所在地	香川県高松市通町
移動距離	354miles + 88km

早朝の羽田

秋も深まってくると、いよいよ冬が近づいてきたなぁって感じがしてくる。秋は仕事も忙しい時期なので、なかなか旅行に行けないんだけど、何とか一区切りついたところで出かけることにした。政府の旅行支援があるみたいで、最近めちゃくちゃ混雑しているとのことで、早朝に羽田にやってきた。まずはラウンジでのんびりと、いつものビール。
羽田は雨模様

自宅を出たぐらいから、ポツポツと雨粒が気になっていたけど、離陸直前にはけっこうしっかりと雨が降っている感じ。これからフライトなので雨が降っているのは構わないけど、果たして目的地の天候はどうなのだろうか気になる。今回は四国へ向けての出発だ。
快適な空の旅

離陸直後は天候に影響されそれなりに揺れたみたいなんだけど、例のごとく、離陸時は爆睡していたので気が付けば穏やかな上空。雲の上って感じだけど、悪天候だったのは関東だけのようだ。これから香川県の高松空港まで快適なフライト。
海を見たい

高松空港に到着して、空港からはリムジンバスに乗って高松築港までやってきた。こちらはの天気はとても良く晴れていて気持ちがいいぞ。気温はそんなに高くないけど、日差しは強くて快適。とりあえず海が見たいので港までやってきたけど、目の前には小豆島行きのフェリーが泊まっていた。
怪しいポール

小豆島は岡山から行ったことがあるけど、高松からの方がアクセスは楽かもね。まぁそんなことを考えながら港の周辺を散歩。すると岸壁の脇に怪しげなポールが二本立っている。リード線形抵抗器のようなカラーリング。なんだこれ？
玉藻公園

港のすぐ近くに玉藻公園という史跡があった。高松城跡とのこと。立派な石垣は残っているものの、廃城令で廃城となり、そして高松空襲でけっこう焼失してしまっているので、城跡として残っている程度。でも、しっかりと整備されて公園になっていたぞ。
天守台

園内を散策していると「天守台」というのがあったので行ってみる。もともとはここに天守があったらしい。今は土台だけ。城内の高い位置にあるので、この土台の上からの景色もなかなか良さそうだぞ。石階段に手すりもついているので、とりあえず登ってみよう。
天守台からの眺め

天守台はそんなに規模は大きくはないけど、やはりとても立派な雰囲気。そしてそこからの眺めもなかなかのもの。周囲を堀に囲まれて、とっても優雅な雰囲気。天気がいいので、すごく気分もいいぞ。
鯛がいっぱい

お堀の中には沢山の魚がいる。鯉がいっぱい泳いでいるのかと思ったら、どうも違和感がある。よくよく見てみると、泳いでいるのは鯉ではなく鯛だ。クロダイがいっぱい泳いでいるのだ。たまに真鯛も交じっていたりして、とにかくたくさんの鯛に驚いた。ここで釣りをしたら面白いだろうな。
陳列館

城内の中ほどまて進むと陳列館というのがあった。中に入るとちょっとした資料館のような感じ。規模はとても小さいので、展示品もそれほど多くはないかな。けっこう歴史もあるし、重要な城だったので、もうちょっと資料を用意してくれても面白いのになぁと思った。
立派な石垣

こうやって石垣を眺めると、やはり立派な城だったんだなぁと感じる。石垣と堀はしっかりと残っているので、周囲のビルとのコンストラクトがとても面白い。ちなみに、東之丸艮櫓など、現存する施設もあり、なんだかんだと見学するには面白い公園だった。
桜御門

これは桜御門という二重門。やけに新しいなぁと思ったら、復元されたばかりらしい。元にあったものは、高松空襲の際に焼失してしまったとのこと。復元されたばかりなので綺麗だし、すごく立派。二重門なので二階部分があり、そこに入ることもできたぞ。
艮櫓

城内を歩いていると、とても凛々しい姿の櫓を発見。これは艮櫓(うしとらやぐら)というらしい。三重三階の総塗籠だそうで、延宝5年(1677)に建築されたものだそうな。
おいしいランチ

そろそろ昼飯にしよう。公園を抜けてしばらくしたところに海鮮の店があったのでそこに向かったけど、なんと定休日。周囲を見渡すと目の前に小さな喫茶店「きっちゃてん」があり、ランチをやっている。他に店がないので入店。スタミナ定食を頼んだけど、なかなか豪快な感じで、非常に美味しかった。
街のお風呂屋さん

食事も済んだところでお風呂に入りたいなぁ。ということで、近くにある「吉野湯」という銭湯に行くことにした。古くからある銭湯のようだけど、見た目はモダンに改築されている感じ。まだ昼間だというのにけっこう自転車が多く止まっていて、常連さんが入浴している模様。
いい湯だなぁ

外観はモダンだけど、中はかなり古風。番台形式でまさに昔ながらの銭湯って感じで、風情があるぞ。お風呂はけっこう熱め。しっかりと熱い湯というのが、ローカルな銭湯って感じがあっていいよね。若い人も老人もいて、けっこう賑わっている感じ。いいなぁ、こういうローカルな感じ。
海

今日は高松市内でゆっくりしようと思っていたので、特に予定も細かくはたてていなかった。そんなわけでまだ時間があるので、また港の方に行って海でもボーッと眺めることにした。けっこう大きな港なので、港内を歩き回るだけでもいい散歩になるぞ。天気がいいのでちょっと暑いくらいだ。
イノシシ注意

そーいや、海岸沿いの堤防にネットが延々とかけられている。邪魔だなぁと思ったら、これはイノシシ対策なんだとか。海からイノシシがあがってくるので注意と書かれている。イノシシって海に棲んでいるんだっけ？いや、どうやら泳いで来るらしい。
美味しいお造り定食

さて、今日は高松市内に宿泊。やってきたのは「ニューグランデみまつ」というホテル。駅からも近く、とても安くて、うまい料理もあるとのことでここに決めた。そして夕食。併設する居酒屋でのメニュー。これがなかなか美味しい海鮮なんですよ。ボリュームもそれなりで大満足。
天然ラドン温泉

そしてもうひとつ、ここのホテルには天然温泉があるのだ。しかも自家源泉らしい。浴場は内湯のみでシンプルだけど、やっぱり温泉の大浴場があるというのは安らぐね。ということで、温泉に浸かって、くつろいで、浴後はビールを飲んで、そして寝るだけだ。おやすみなさい。