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マタギの里

8 Jul. 2023
天気 曇りのち晴れ
気分・体調 こえしてなもかもね
所在地 秋田県北秋田市阿仁比立内
移動距離 178km
行動範囲地図 行程表
  • 秋田にも石敢當?

    秋田にも石敢當?

    さて、朝になって朝風呂も入ったところでチェックアウト。また市内をトボトボと歩くと、道端に小さな石碑のようなものを見つけた。ん?石敢當?確かに石敢當と書いてある。沖縄で見かける交差点の魔除けだ。しかも何か所か見つけた。「敢當石」と書かれているのもある。これって沖縄だけじゃないんだ!

  • あちらこちらに石敢當

    あちらこちらに石敢當

    気になると交差点をキョロキョロしてしまう。結局、ちょっと歩いただけで4か所ほど見つけた。調べてみると、沖縄以外にも鹿児島、宮崎、秋田でも見られるとのこと。中国由来って話は聞いたことあるけど、なんで秋田なんだろ?

  • 今日はレンタカー

    今日はレンタカー

    朝の散歩を終えたところで、レンタカーを借りることにした。今日のクルマは日産のデイズだ。軽なら小回りもきくし燃費もいいので、こういうぶらっとした旅行には最適だ。さて、これから秋田を楽しむぞ。

  • りらっくす

    りらっくす

    そしてまず向かったのは、秋田市のすぐ郊外にある「りらっくす」という温泉施設。通り沿いに看板があるけど、中古車屋の間を抜けていくという、ちょっと隠れた雰囲気がいいね。でも地元の方々がいっぱいの様子。素朴な感じの温泉施設だ。

  • 水風呂が気持ちいい

    水風呂が気持ちいい

    ここの湯は無色透明の見た目には大人しい湯なんだけど、とにかくヌルヌルと滑らかな浴感がたまらない。これは人気があるのも納得だ。そして露天風呂もあるけど、手前に温泉、奥には大きな水風呂。ずいぶんと水風呂が幅を利かせていて、存在感があるのがユニークだ。

  • 雄大な八郎潟

    雄大な八郎潟

    続いて向かったのは、八郎潟だ。かつては日本で二番目に大きな湖だったのに、埋め立ててできた干拓地だ。このどこまでも続く田んぼの景色がすごい。けっこう大変な事業だったと思うよ。

  • ポルダー

    ポルダー

    そして向かったのは「ポルダー潟の湯」という温泉施設。けっこう人気があるらしく、以前、夏休みに立ち寄ろうとしたら、すごく混雑していたので諦めたところ。でも、今回は少しは客はいるものの、混雑している様子はないので、利用してみることにしたぞ。

  • 琥珀色

    琥珀色

    館内はやはり空いていて、入浴客はポツン、ポツンという感じだった。この時期はどこも空いていていいよね。そして浴場に入ると、これがまた綺麗な琥珀色をした湯があり、浴室内も明るくて快適で、すごく気分がいい。外には彫像が飾られていたりと、美術館的な雰囲気があったぞ。

  • かあちゃん

    かあちゃん

    さて、お昼でも食べよう。大館市に向かう途中で見つけた「かあちゃん」という定食屋に入った。国道沿いなんだけど、他に店がなくポツンとある感じ。メニューには値段が無いが、どれも500円とのこと。からあげ定食を頼むと、めちゃくちゃボリューミーな定食。あまりの凄さにビビるが、何とか食べきった、おかあちゃんの笑顔がとても印象的だった。

  • 金沢温泉

    金沢温泉

    お腹がいっぱいで、とにかくまったりと休みたい。ということで、温泉に向かうことにした。やってきたのは大館能代空港の近くの金沢温泉という温泉施設。すごくひっそりとした静かな雰囲気。客も少ないみたいだな。ここならゆっくりと過ごせそうだぞ。

  • 露天がもったいない

    露天がもったいない

    案の定、浴室に入ると誰もいない。というか、ちょうど入れ違いで出て行ってしまった。のんびりと湯舟に浸かる。そして露天にも出てみる。すると露天は湯舟が使われていなくて、長閑な景色の広がる空間だけがあった。日光浴をしながらまったりと寝そべる。気持ちいいね。

  • 大館能代空港

    大館能代空港

    温泉でまったりと過ごしたところで、だいぶお腹も落ち着いてきた感じ。ということで、空港に遊びにきた。なんとこの空港は空港でありながら道の駅でもあるという珍しいところ。といっても、小さな空港なので、あまり見どころがないな。

  • なまはげ

    なまはげ

    見どころはなくても、売店もあるし、レストランも営業している。そして到着ゲート前には大きな「なまはげ」が出迎えてくれている。秋田らしい歓迎だけど、小さな子どもはびっくりしちゃうだろうな。これを見たらいい子にするしかないだろう。

  • 木彫りの行列

    木彫りの行列

    空港を出てしばらく南下を続けて行き、道の駅「あにマタギの里」に辿り着いた。すると道の駅の建物前には沢山の木彫りが並んでいて、なかなかの雰囲気。ちょっと夕方も遅くなってきたので、道の駅の施設は閉店してしまっていた。すごく寂しい、何もない雰囲気が、またすごい。

  • マタギの湯

    マタギの湯

    道の駅からさらに奥へと進んで、やってきたのは「打当温泉マタギの湯」という宿泊施設。立ち寄り入浴もOKということでやったきた。すごく辺鄙なところなので、客なんかいるのかと思ったら、けっこういるようだ。それに施設もけっこう立派でまたびっくり。

  • の〜んびりとした露天風呂

    の〜んびりとした露天風呂

    さっそく浴場に向かうと、ちょうど入浴客があがっていくタイミングだったようで、ほぼ貸し切り状態。宿泊者は夕飯の時間帯なのかな?そんなわけで、広い湯舟を独占。しかも露天風呂も優雅な雰囲気。のんびりとした田舎の景色を楽しみながら、まったりと過ごせた。

  • 駅のホーム

    駅のホーム

    温泉を後にしてまた道の駅方面に向かうと、途中で小さな駅があったので立ち寄ってみた。秋田内陸線「阿仁マタギ駅」だそうな。こんな辺鄙な場所にも関わらず、しっかりと鉄道がとおっているので、意外とアクセスは悪くないようだな。もちろん無人駅なんだけど、ローカルないい雰囲気だ。

  • かかしがいっぱい

    かかしがいっぱい

    ちなみに駅の目の前の田んぼには、たくさんの案山子が立っていた。毎年、かかしのコンクールがあるようで、力作が勢ぞろいしている感じだ。最初はそのリアルさから、本当に人々が集まってきているのかと思ったほどだ。でも、まったく動かないので、これもまた不気味だ。ということで、本日は道の駅に戻って車中泊。周囲に何も店がないので、本当に静かだった。