温泉パラダイス -湯けむり紀行-

周防大島でのんびり

26 Dec. 2022

天気	晴れ
気分・体調	ポカポカと暖かい
所在地	山口県下関市彦島老の山公園
移動距離	302km

島へと渡る

今朝は山口県に入っていよいよ本州最西端の県へとやってきた。そして向かったのは周防大島。瀬戸内海に浮かぶ大きな島のひとつ。ちゃんとした島だけど、大島大橋という橋でつながっているので、陸続きで行くことができるというアクセスの楽な島だ。海はかなり海流が激しいようだぞ。
潮風呂保養館

まずは温泉に入ろうと島の中ほどにある竜崎温泉に向かったのだけど、どうやら今日は定休日。諦めて引き返したところで見つけたのが橋から少し進んだところにある「久賀の潮風呂保養館」。「グリーンステイながうら」というスポーツ施設の一角にある入浴施設だ。ここは天然温泉ではないけど、昔ながらの海水を汲み上げて沸かした潮風呂なんだそうな。
体もリフレッシュ

わりと小ぢんまりとした浴場に見えたけど、浴場はけっこうゆったりとしていて湯舟も大きい。バブルバスや入浴剤入りの湯舟、そして潮風呂、水風呂と、４つも浴槽があり、サウナもあったぞ。潮風呂は海水よりも少し薄いのかな？けっこうマイルドな浴感で、ベトつくこともなくすごく気持ちいい。窓からの景色もいいので、ここはなかなかおススメだぞ。
片添ケ浜温泉遊湯ランド

続いて向かったのは島の中ほどから少し奥へと行った海岸沿いにある「片添ケ浜温泉遊湯ランド」。名称からすると大きい施設に感じたけど、意外と小ぢんまりとした施設だった。やたらと駐車場だけはデカいけどね。そんなわけで入浴すると、ここの風呂も潮風呂と同じように塩辛い湯だ。こちらは天然温泉ということだけど、先ほどの湯よりも刺激的な気がする。
瀬戸内海の島々

ここは露天風呂がとても気持ちいい。高台にあるので景色がとてもいいのだ。露天風呂の湯舟はやたらと小さいけど、眼下に広がる優美な瀬戸内海の景色は見ものだぞ。大小沢山の島々が海に浮かんでいる様は、まさに風光明媚。ただ、横にある巨大なソテツがちょっと邪魔かな。でも、これも見ごたえのある立派なソテツだ。
遅めのランチ

昼食をどうしようか悩んでいて、先ほど島のAコープで刺身を買ってきておいた。入浴している間にご飯を炊いておいたので、盛り付けをしてオリジナルの海鮮丼の完成。鮮度がいいのか、色合いも歯応えもばっちりで、非常に美味しくリーズナブルな海鮮丼だったぞ。
誰もいないビーチ

片添ケ浜海水浴場という綺麗な砂浜のビーチがあったので、散歩してみる。この時期、もちろん誰もいない。すごく大きなビーチで、水もとても綺麗。きっとトップシーズンにもなると、それなりに賑わうんだろうなという感じ。あまりにも水が透き通っているので、すぐそこにいる魚も丸見えだ。
巨大な展望台

島でのんびりとしていたら、だいぶ陽も傾いてきてしまった。ということで、周防大島ともお別れをしよう。ということで島を出る前に橋の近くにある「飯の山展望台」というところに向かった。ところがそのアクセスがけっこう凄い。狭く細く急で蛇行した山道で、けっこうしんどい。そして山頂に辿り着くとそこには５階建ての巨大な展望台があった。いろいろとすげぇ。
景色が半端ねぇ

展望台が５階建てというのも凄いが、その分だけ登ると景色がまた凄い。ただでさえ急な山道を登ってきて標高差があるのに、それにさらに底上げしての景色だから360度の大パノラマなのだ。もう、登り切った瞬間にテンションがダダ上がりのすごい展望台。柳井市や周防大島、周辺の島々など、とにかく空から見下ろすようなダイナミックな景色だぞ。
海流が激しい

島と本州を結ぶ橋が真下に見えるけど、けっこう潮流が激しい。まるで川のように流れている。流れに対抗しながら進む船は大変だろうなぁ。釣り船らしき小型船が橋桁周辺をグルグルまわっていたけど、けっこう大型の魚もいそうだな。そんなこんなでいつまでも眺めていたくなるぐらい楽しい展望台だ。
下関といえば

周防大島を後にして延々と走り続けて山口県の端っこ、下関までやってきた。もうすっかり夜だ。そんなわけで下関と言えば関門橋。橋のたもとにある壇ノ浦パーキングエリアまでやってきた。さっきまでライトアップされていたけど、気づいたら照明が消された。夜間は消すのね。幻想的な夜景が楽しい。
遅めの夕飯

ちょっと遅くなってしまったけど、そろそろディナーにしよう。せっかく下関にいるのでそれらしいものを食べることにした。PAのフードコートで「ふく天瓦そば定食」をいただく。瓦がめちゃ熱いので注意。まずはふく天、これがフワフワでうまし。そして瓦そばがわりと本格的。下の部分はパリパリでこれまた旨し。
温泉でシメ

さて、下関で最後の温泉にしよう。大きなショッピングモールの中にある温泉施設「下関和楽の湯せいりゅう」に行ってみた。とても和風の粋な雰囲気がある温泉施設だ。買い物ついでに利用できる温泉というのはとても便利だよね。今日は平日だからか、そんなに混雑した感じでもないぞ。
温泉旅館みたい

それにしてもここはとても風情があっていい。利用客が少なかったこともあるけど、本当に静かで、特に露天風呂なんか温泉旅館の浴場にでもいるような気分。この時期、寒いからあまり露天には出たがらないのかな？景色が見えるわけでもないからね。でも、気持ちよく浸かれてよかったぞ。
九州の夜景

浴後、夜景を楽しもうと彦島の「老の山公園」にやってきた。もうすぐそこは九州なんだよね。ここは高台になっているので、景色がなかなかいい感じ。それに晴れていて星も綺麗だ。ということで、本日はこれにて終了。明日はいよいよ九州に上陸だ。